読む映画
「感想」に毛の生えた程度のレビューをシコシコ書いています  ネタバレだらけなので、未見の方はご注意ください~
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1960年 フランス映画
テレビ録画にて観賞
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 フランス版脱獄映画。
 同じ監房に居合わせた5人の男が、力をあわせて脱獄を図る。たったそれだけの話なのだが、5人の男のキャラクターが際立っていて、モノクロの絵作りの上手さからくる絶妙な緊張感もあいまって、おもしろい作品だった。

 脱獄映画といえば、「暴力脱獄」「パピヨン」、最近では「ショーシャンクの空に」。「刑務所からの脱獄」という非日常は、戦争と同様、映画の題材に適しているのだろう。おもしろい作品に出会う率が高い。

 上に挙げたアメリカ製の脱獄映画を観て感じるのは、日本と違ってアメリカはさすが個人主義の国だなあということ。日本の刑務所モノにありがちな囚人の卑屈さは感じられない。
 ましてやこれは、個人主義の親玉といってもいいフランスの脱獄映画。やはりアメリカ製のものに輪をかけて、囚人がやたら堂々としていた。

 アメリカの脱獄映画は、どうしても囚人同士の友情をやたら強調したり(それがグッとくるのだが)、ドラマチックな展開に流れがちだが、この作品は違った。みんなバラバラで、行動は個人の自由。
 最後の最後で「オレはやっぱり行かない」と居残りを主張した男に対しても、「お前も大人だから、好きにしろ」と、説得することもなく、突き放す。このシーンはフランスならではだなぁと思った。

 話はスリリングで面白いのだが、好きかどうかと聞かれれば、決して「好き」とは言えない。
 それぞれの囚人たちが個性的なのはいいのだが、皆どうも自分勝手すぎる。彼らが収監されているのは、重犯罪を犯したからに他ならない。明らかに冤罪である、あるいは、どうしてもシャバでやらなくてはならないことがある、といった観客を納得させられる理由がないとね。
 ただ「長い時間刑務所にいるのなんて真っぴらごめんだ」なんて理由で脱獄されても・・・おまえら頼むから捕まってくれ、と思ってしまった。
 ましてやそこは刑務所ではなく、環境がそんなに劣悪でもない(監房内でグウタラ寝ていてても許される)拘置所だというのだから、ありし日のアルカトラズや網走刑務所からの脱獄とは訳が違う。
 
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