読む映画
「感想」に毛の生えた程度のレビューをシコシコ書いています  ネタバレだらけなので、未見の方はご注意ください~
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デブラ・ウィンガーを探して
2001年 アメリカ映画
テレビ録画にて観賞
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 女優のロザンナ・アークエットが、同世代のハリウッド女優たちの悩みをインタビューしたドキュメンタリー作品。デブラ・ウィンガー、ジェーン・フォンダ、パトリシア・アークエット、メグ・ライアン、シャロン・ストーン、ホリー・ハンター、サルマ・ハエック、グウィネス・パルトロウ、ウーピー・ゴールドバーグといった、ハリウッド女優に決して詳しくない私でも知ってる女優たちが、フランクに本音を語っている。ハリウッド映画ファンであれば、とても興味深い作品だろう。

 しかし、ドキュメンタリー作品としては、あまりに物足りない。40代になり、若さを失った女優たちが、いかに生きてゆけばいいのか。仕事と家庭の両立は可能なのか。そういったことを、監督のロザンナも交ざりながら、井戸端会議風にインタビューが綴られていくのだが、その中身が薄っぺらい。若さを無くし、仕事が少なくなった女優たちのグチにしか聞こえない。演技で勝負できない女優たちのグチ合戦というわけだ。妹のパトリシアが売れっ子になったことに嫉妬しているロザンナが監督なのだから無理もない。

 その点、ジェーン・フォンダだけは別格だった。年の功もあるのだろうが、ジェーンの語りには説得力がある。言葉にしても表情にしても、女優としての凄みを感じる。ロザンナなどとは見ている世界が違う。

 要するに、ロザンナらは普通のオバサンに過ぎないのに、若いときにチヤホヤされ、仕事の少なくなった現在でも「テレビは下衆」とプライドだけはお高い。
 「働く女性の悩み」と一般化して捉えるには、ロザンナらはプライドが高すぎ、自負心がありすぎるのだ。

 若い女優をチヤホヤして使い捨てにするハリウッドのスタイルにも問題はあるだろう。しかしこんなグチにしか聞こえない作品を撮ったところで、事態は何も変わりはしないだろう。

 アイデアはなかなかに興味深いだけに、監督ロザンナの思考の薄っぺらさと、映画人としての技術の稚拙さが際立ってしまった。
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