読む映画
「感想」に毛の生えた程度のレビューをシコシコ書いています  ネタバレだらけなので、未見の方はご注意ください~
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さよなら子供たち
1987年 フランス・西ドイツ合作
テレビ録画にて観賞
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 ナチス占領下のフランス、地方の修道院へ疎開してきた少年たちの物語。監督ルイ・マルの自伝的な作品らしい。
 ナチス占領時代を描いた作品は、それこそ数え切れないほどあるが、この作品のように淡々と日常を描いている作品には新鮮さを感じる。暴力は一切描かれていないのだが、日常生活にヒタヒタと暗い影が忍び寄ってくるのが静かに描かれ、胸が苦しくなる。

 この作品で描かれるユダヤ人少年は、少々とっつきにくいところはあるが、詩も音楽も数学もできる優秀な少年。彼がユダヤ人であることは周りの少年たちは誰も知らないにも関わらず、自然とイジメに遭ってしまうのは、ヨーロッパでユダヤ人が差別されてきたのが畏怖心の裏返しであることを示唆しているようで興味深かった。

 冒頭、たくさん出てくる少年が、誰が誰なのかまるで把握できなかった。理解力の問題と言われればそれまでだが、描写にも問題があったのではないかと思う。

 中盤、主人公のカンタン少年がユダヤ人少年と心を通わせはじめてからは、話が一気に理解できるようになり、ラストまで一気に観ることができた。一方序盤は、登場人物がわからないせいで話を理解するのに精一杯になってしまうのがもったいない。

 子供らの演技は芝居臭さがまったく無く、すごく自然体だった。ラストで主人公のカンタン少年が、ユダヤ人少年らが連行される姿をじっと見つめ、そこに誰もいなくなってジワっと目に涙を溜める。このラストシーンはとてもよかった。
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