読む映画
「感想」に毛の生えた程度のレビューをシコシコ書いています  ネタバレだらけなので、未見の方はご注意ください~
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ラブストーリー
2003年 韓国映画
テレビ録画にて鑑賞
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 なんともベタなタイトルなので甘っちょろい恋愛映画だろうという不安はあったが、「猟奇的な彼女」のクァク・ジェヨン監督の作品なので観てみようと思った。
 「猟奇的な~」ではエキセントリックな女の子を描いていたが、この作品では一転してイジイジした女性を描いている。
 ただし「テコンドーの達人」という設定は少しあざとい気もする(結局この設定は最後まで生かされていない)。

 「ステキな先輩」に恋心を抱く大学生・ジュヘは、偶然目にした母の日記を読み、母の青春時代の淡い恋を知る。ジュヘ自身の「ステキな先輩」との恋と、日記のなかの母の恋がシンクロされていく。

 ツタの絡んだ白い家に、白いハト、そよぐ風、ステキな先輩。そんな少女趣味丸出しの導入部分では、やはりどうしようもなく甘ったるい恋愛映画かとうんざりしていたが、物語が進むにつれてなかなか面白くなってきた。

 現代に生きるジヘと、パク・チョンヒの独裁政権時代に生きる母との対比が面白い。
 儒教の文化の根強い韓国では、男尊女卑、親子の上下関係の厳しさなどがつい最近までは当たり前のものとしてあったのだが、それが最近は崩れてきているというのがよく対比されている。

 母を愛した青年ジュナは、母と別れて兵士となり、ベトナムの戦地へと向かう。いわゆる上流階級の母や、ジュナの親友テスは、大学生として反体制デモに参加したりしている一方で、貧しい家庭のジュナは徴兵されて兵士になっている。ほんの40年前、韓国というのはそういう国だったのだということが興味深い。
 ここでジュナは、アジア人がアメリカのイヌになったと後ろ指を指されていた、残虐非道と悪名高き「猛虎師団」の兵士となっている。その描き方はともかく、猛虎師団を韓国人が描いた映画が外国で公開されているというのはなかなか珍しいのじゃないかと思う。

 それはともかく、後半は涙なくしては観られない。ラストのペンダントのくだりなど、やられた~と思いながらも、胸が熱くなった。

 ベタなタイトルだからと侮ってはいけない。なかなか上質な恋愛映画だった。
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