読む映画
「感想」に毛の生えた程度のレビューをシコシコ書いています  ネタバレだらけなので、未見の方はご注意ください~
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おばあちゃんの家
 いまだ元気な韓国映画。「シュリ」「JSA」といったハリウッドばりの大作もいいが、一方でこういう地味な佳作も着実に作られているのが韓国映画界の健全さを物語っているように思う。しかもそれが興行的に成功し、400万人もの動員を記録したという。

 都会の少年が、田舎のおばあちゃんの家に居候するという、ただそれだけの話。特段大きな事件が起こるわけではなく、少年とおばあちゃんの不器用なやりとりが丹念に描かれる。

この少年がまた、どうしようもないワガママなクソガキで、自分のことしか頭にない。おばあちゃんを「バカ」呼ばわりするわ、おばあちゃんのカンザシを盗んで、携帯ゲームの電池を買うために売ろうとするわ、もうやりたい放題。

 母の手一つで、あまり愛情を受けずに育ってきた子らしいので、この少年がクソガキになったのもやむを得ないのかもしれない。しかし、どうしてもこのクソガキのわがままぶりには腹が立ってしかたがなく、感情移入などできなかった。どうせ私は心が狭い。

 しかし、だからこそ、そんなどうしようもない孫に対して、無条件の愛情を捧げるおばあちゃんの生き方には、グッときてしまう。血の繋がった孫というのは、こうも無条件に愛せてしまうものなのだろうか。

 主人公の少年は、テレビにも出ている子役俳優らしいが、その他のキャストはみな素人。そのせいか、むしろ少年の芸達者ぶりが、作品のなかでは浮いてしまっているように思えた。

 おばあちゃん役は、今まで一度も映画というものを観たこともない、本当の田舎のおばあちゃん。だから演技もクソもないし、ほとんど無表情のまま居続けるのだが、かえってその無表情ぶりがよかった。
2002年 韓国映画
岩波ホール

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