読む映画
「感想」に毛の生えた程度のレビューをシコシコ書いています  ネタバレだらけなので、未見の方はご注意ください~
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群青の夜の羽毛布
 監督は、「がんばっていきまっしょい」の磯村一路。
 母親に抑圧されて引きこもりになった女性が主人公という、重苦しい作品。前作「がんばっていきまっしょい」で田中麗奈が、カヌー競技に没頭している汗臭くも爽やかな女子高生を演じたのとは対照的に、この作品では本上まなみが、か細く人形のような、青白い女性を演じている。

 その本上まなみの美しさは予想外だった。目オ閉じてたたずむ姿など、はっとするほど美しい。前作での田中麗奈もそうだが、この監督は女優の美しさを引き出すのが上手い。神代辰巳らの下でピンク映画作家としてスタートしたというその経歴が活きているのだろうか。

 その美しい本上まなみにひたすらうっとりとしていればいいのだろうが、映画ファンのはしくれとしてはそういアイドルオタクのようなままではいけないと思い直し(観客の半数はそういう雰囲気の人であった)、物語に注目してみると、すこし人物の描写に深みが足りないと思えた。

 優等生で活発だった主人公のさとるが、どうしてああも病的な引きこもりになってしまったのか、よくわからない。さとるの家庭の病みっぷり知ったテツオの苦悩ぶりも描き足りない。能天気おバカにしか見えない。これは演技力の問題というより、脚本の問題だろう。

 と厳しいことを書いたが、本上まなみの美しさを見るだけでも一見の価値はある。「がんばっていきまっしょい」が田中麗奈を見るだけでも一見の価値があるのと同様に。

 あ、くどいようだが私はアイドルオタクではないのであしからず。
2002年 日本映画
新宿東映パラス

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