読む映画
「感想」に毛の生えた程度のレビューをシコシコ書いています  ネタバレだらけなので、未見の方はご注意ください~
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アイ・アム・デビッド
2004年 アメリカ映画
テレビ録画にて鑑賞
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 1950年代初頭、ブルガリアの強制収容所に収容されていた少年が、脱走して単身デンマークを目指すというお話。

 そもそもなぜデンマーク人の少年が、ブルガリアの強制収容所に収容されていたのでしょう。
 そこのところの説明がまったく無かったのは、ちょっと残念でした。親が政治犯として囚われたから、というのはわかるとしても、「なぜデンマーク人がブルガリアで政治犯として囚われたのか」ってところがわからないのです。

 もともと原作が児童文学とのことなので、政治や歴史についての突っ込んだ描写は無かったのでしょうが、映画にした以上は、そのへんの説明は欲しかったなと思います。

 とは言え、なかなかいい作品でした。
 収容所に育ち、残酷な体験ばかりしてきた少年が、長い旅のなかでたくさんの人に出会って、変わっていきます。
 笑い方すら知らず、人を信用することができない少年が、人を信じる生き方を知っていくのです。
 「収容所」という異常な世界で壊れかけていた少年の、再生の物語なのです。

 展開はちょっと粗くて、ご都合主義的な演出も多々あり、「ああアメリカ映画だなぁ」と感じましたが、もともと児童文学なのだから、リアリティを求めてはいけないのでしょう。
 そもそも「ブルガリアからデンマークまで少年一人で旅をする」ということ自体にリアリティは無いわけですから。

 一種のファンタジーとして観るべきなのかもしれませんね。
 そう考えれば、ブルガリアでなぜデンマーク人が収容されていたのかという政治臭プンプンのポイントは、あるいは描写を省いて正解だったのかもしれません。

 こういう、「人生は素晴らしいものだ」と伝えようとしている作品は、欠点がいくつもあったとしても、全部許せちゃえます。
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